時短勤務は割に合わない!復帰半年で感じる時短勤務への本音と解決策。

こんにちは、hirakoです。

時短勤務をしていて「割に合わない!」と思うこともがあると思います。

そんな悩みを少しでも晴らすべく、今回、記事にしました。

 

いま、時短勤務でがんばっている方

時短勤務で復帰する予定の方

 

そんな人たちの参考になれば、と思います。

もちろん、「時短勤務」とはいえ状況は千差万別です。

ひとつの事例として、かる~い気もちで読んでください。

 



時短勤務は割に合わない、と思った一件

まずは、わたしの状況をざっと説明します。

 

わたしは現在、9:00~16:00の時短勤務中。

仕事は、営業事務です。

受発注業務や見積もり、電話対応をしています。

社歴は10年。

チームの中では古株です。

 

昨年の夏から、2度目の育休復帰をし、仕事をしています。

復帰当初は、1年のブランクがあったため、配慮していただき、勤務時間内で完了できる仕事量でした。

 

ただ、会社は生き物です。

状況は刻々と変化するため、ずっと同じ状況、同じ仕事量で、仕事ができるわけではありません。

 

復帰から数か月して、突如、チーム随一のエースが、別部署に異動することになりました。

それに伴い、その子が担当していた仕事が振り分けられることに・・・

 

わたしにも結構なボリュームのある客先が振られました。

(もちろん、これもわたしの状況を考慮してくださって、割り振りを考えてくれていたのは重々承知しています。)

 

そこから状況が一点。

キャパオーバーな日がつづきました。

 

でも、社歴10年になるわたし。

普段より120%の集中力、スピードを出せば、なんとか乗り切れました。

そう、めちゃくちゃ頑張れば、乗り切れる量なのです。

 

ただ、「できるっちゃできるんだけど、めちゃしんどい」のです。

 

今のわたしは、仕事だけではありません。

仕事のあとに、「家事」「育児」が待っています。

仕事だけで体力・精神力を使い切ってしまうと、あとが困るのです。

 

疲れ切った状態で家事育児をすると、イライラもすぐ頂点に・・・。

思うように進まず、めちゃくちゃ非効率・・・。

毎日、やり過ごすだけで手いっぱいな状況になってしまいます。

 

そうなると、どうなるか。

「あ、辞めたい」「わたし、続けられるのか?」

と、悔しいかな、逃げだしたい気もちが生まれてきます。

 

フルタイムと時短勤務、条件面での格差

しかも、日によっては、わたしの仕事の量がフルタイムのメンバーと変わらない、もしくは、それ以上になることがあります。

 

それで、わたしの給料はフルタイムの人よりも少ない。

ボーナスも少ない。

 

勤務時間は短いけれど、「仕事の量」で考えたら、そこまで差はないのでは?とモヤモヤしてくるのです。

率直に、「やればやるだけ損なのでは?」という考えが浮かんできてしまいます。

 

一度、仕事が増えるとなかなか減らせない。

手いっぱいな状況を見かねて、上司をはじめ、周りのメンバーがわたしの負担を減らそうと、気を遣ってくれています。

それは、とてもありがたいことです。

 

ただ、現実的に解決方法が見つからない。

各々が手いっぱい。

助けたくても、助けられない状況なのです。

 

結局、一周まわって、「やれる人がやるしかない」。

わたしが何とかできるのであれば、やるしかない、ということになりました。

 

「やれと言われればやるよ、できるよ。たださぁ・・・」

こんなモヤモヤした気もちがずっとあるのです。

 

経営者の視点で考えたら、何かが見えてきた

時短社員になり、仕事量や給料に対して、不満が募る一方でした。

 

ただ、性格的に不満を持ち続けながら仕事をするのがとってもキライなので、色々な角度から考えてみました。

そこで、ちょっと腑に落ちた、というか、冷静に見えてきたことがありました。

 

経営者の視点に立ったら?と想像してみたのです。

わたしは、事務職です。

たとえば、上司に「自分はフルタイムの人ぐらい仕事をしているから、給料を同じぐらいにしてほしい」と言って、そこまで評価してもらえるのだろうか?と疑問に感じました。

 

事務職はやっぱり事務職だ

事務職という仕事、縁の下の力持ちの仕事は、わたしは好きです。

自信をもってやっているし、「事務職」を否定するつもりは毛頭ありません。

 

それでも、自分自身、長年事務をしていて、『事務は事務だな』とも、思うのです。

 

営業のように仕事をとって、売上を上げるわけではない。

クリエイターのように、唯一無二の仕事をしているわけではない。

 

与えられた仕事をいかに早く、正確にこなすか、が事務の最大の役目です。

 

“与えれて”、が前提としてあるのです。

もちろん、その中で効率化を図ったり、チーム内で役割を考え、主体的に動いたり、と受け身な部分だけではありません。

 

ただ、重複しますが、基本、事務の仕事は与えられたものをこなす、ことが前提です。

(そうではない、事務の仕事もありますが、わたしの会社はそうなのです)

 

批判を恐れずにいえば、経営者から評価がされづらい、大幅な給与アップは見込めない仕事、とも言えます。

 

自分が社長だったら、やっぱり、売上を自分で作り出す人に給料をあげたい。

会社の中で何かしら唯一無二の貢献をしてくれる人に給料を上げたい。

 

そう思います。

 

誰もができる仕事をたくさんしたからと言って、何かを訴えても、そこまで響かないのでは?と思えてきたのです。

しかも、自分がフルタイムの立場で、時短の人がまぁまぁ忙しい仕事をしていたらどうでしょう?

「フルタイムの人と同じ給料がほしい」と言ったときに、どう思うでしょうか?

「いやいや、それはないでしょ」と思うかも。。

結局、みんなと同じ仕事をしていては、周りの納得は得られないのです。

 

そう考えると、今の状況でピーピーあがいても仕方ないかな、と思えてきました。

 

時短勤務は割に合わない!解決策はあるのか?

では、時短勤務のモヤモヤは、現状を受け入れるしかないのでしょうか。

結論から言えば、YESでもあり、NOでもあります。

 

わたし自身も、はじめての時短勤務。

なにができるか?どう捉えればいいかを模索中ではありますが、以下のことを考えています。

 

時短勤務は「特別扱い」の時期だと捉える

時短勤務の仕事量や給料に不満を持つ前に、「時短勤務は特別に与えられた権利」だということをまず理解しようと思います。

「時短勤務制度」は、2009年の育児・介護休業法の改正により、企業に義務付けされた制度です。

結構最近なのです。

 

2008年以前であれば、「時短勤務」という制度がなく、フルタイムに戻るか?パートになるか?専業主婦になるか?の選択をしなければならない方々も大勢いました。

 

一方、わたしは今、時短という短い時間で働いていますが、「正社員」のままでいれて、「賞与」ももらえます。

そう考えると、今は「特別な時期」だとも捉えられます。

 

時短社員ということ自体が、「特別」なのだ、と捉えると、多少、モヤモヤすることにも目をつぶれます。

 

フルタイムに戻るか検討する

時短勤務に不満を感じるのであれば、フルタイムを検討してみるのも一つの手です。

もちろん、すぐに、とは言いません。

大事なのは、すぐにフルタイムに戻る気がなくても、「想定してみること」です。

 

実際、フルタイムでも働けるのか?

フルタイムに戻るためには今の生活を、どう改めないといけないのか?

タイムスケジュールや年収見込みを実際、紙に書いてみると、よりリアルです。

 

想定してみると、

「あ、フルタイムに戻れそうだな」と思うかもしれませんし、

「あ、フルタイムはまだまだきつそうだな」と思うかもしれません。

リアルに想定できると、「時短勤務、助かるな」という気もちも芽生えてくるかもしれません。

 

ある程度、想定ができれば、次の道筋が立てられます。

 

転職も視野に入れる

時短勤務での不満が、「時短勤務」ならではの不満であるのであれば、フルタイムに戻れば解消されるでしょう。

でも、そうではない場合。

 

会社の環境や人間関係など、「時短勤務」とは関係なしに、不満がある場合は、転職を視野に入れてみましょう。

 

ポイントは、「動くこと」です。

すぐに転職する気がなくても、転職サイトに登録し、求人案件を見てみてください。

履歴書を出すのもありです。

 

そうすると、たくさんの気づきがあります。

とくに、以下の2つです。

 

  • 自分の会社以外の、雇用条件を知れる

⇒今との比較ができる

 

  • 自分の市場価値を知れる

⇒転職に対して、よりシビアに考えられるようになる

 

わたしの友人は転職活動をしてみて、「あ、今の会社がわりとマシかも」と考えを改めるきっかけになりました。

ほかの友人も、同職種の求人案件をみて、「全然いいところないやん・・・」と、とりあえず今の会社でスキルアップをしないと、と思い改めました。

 

転職活動をすることは、『自分の新たな視点を見出せるきっかけになる』ので、個人的にはとてもおすすめです。

 

交渉のための実績を地道に作る

たとえば、給与アップを狙いたい場合は、とりあえず、地道に実績を作るのも一つの手です。

受けた仕事は文句を言わず淡々とこなし、かつ、交渉のときに有効になる実績を作るのです。

私の場合は、元々、人事の仕事をしていたので、人事系の仕事は頼りにされています。

 

自分自身ができそうなことがあれば、積極的に手を挙げる。

「こんなことしましょうか?」と提案してみる。

 

とくに、「生み出す仕事」「自分にしかできない仕事」の実績を作ると、評価が上がるはずです。

小さなことでもいいので、「自分にしかできない仕事はないか?」と考え、少しずつ動き、実現したことはメモして残すことが大切です。

 

キャパオーバーな仕事は引き受けない

先ほどと矛盾しているようですが、キャパオーバーにならないようにする、ということも一方で大切です。

なぜなら、死ぬほど頑張っても、大幅に給料が上がる見込みは薄い、から。

 

頑張りすぎて、疲れ切った先に何があるのでしょうか。

 

子どもたちのために、まともにごはんが作れない。

子どもたちと仕事終わりにゆっくり顔を見て、話す余裕がない。

常にイライラして、自己嫌悪に陥る。

 

仕事をしていれば少なからず疲労しますが、「疲れすぎる」のは避けたいです。

頑張る姿勢は見せつつも、「頑張りすぎない」ようにしましょう。

 

ムリして頑張るタイプの方は要注意です。

時短勤務だからというわけではありませんが、人間にはキャパがあります。

本当にきついと感じたら、早めに対策を打つようにしましょう。

 

副業を始めて、別で収入を得る

時短勤務をしながら、給料を上げたいと思うなら、「副業」をするのもおすすめです。

自分に合った副業を見つければ、一つの楽しみになり、それが収入になれば、自分の強みになります。

わたしは数年前から、ブログを始めていますが、正直、収益としては全然です。

とはいえ、続けていれば少しずつカタチになるし、「自分のチカラで収益を得ている」というのは自信になります。

 

副業をすることで、

お金を稼ぐことの難しさを痛感し、会社への感謝の気もちが生まれる

 

副業をすることで、

「この会社がすべてじゃない」と思えて、会社に固執する考えから抜け出せる

 

など、さまざまなメリットがあります。

hirako
副業の良さは改めて、ブログで書きたいと思います~

 

今はさまざまな副業があるし、厳しいことを言うようですが、本当に副業として成立するかもわかりません。

興味があるなら、とりあえず小さくからでもスタートしてみるのも良いと思います。

 

さいごに

時短勤務に対して、改めて考えを整理できたことで、なんだか腹がくくれた気がします。

 

「文句を言うのも自分」

「行動を起こすのも自分」

です。

 

文句を言ったところで何も変わらない。

その会社を選んだのは、まぎれもない自分です。

 

文句を言うよりも、次にどうするかを考えたほうが、精神期にも健全です。

 

実際、モヤモヤしながら働いて思いましたが、モヤモヤしながら働いていると、仕事がすべて受け身になります。

「はぁ~こんな仕事もやらなあかんのか」

「これだけ頑張って、結局、やり損やんか」

と。

 

そんなモチベーションのまま仕事をしていると、どんどん仕事がキライになります。

悪循環です。

 

そうなると、最終的に自分が仕事をしづらい環境を作ってしまいます。

 

「時短勤務のせいにしない」「まわりのせいにしない」

自分のアタマでどうしたらいいかを考えてみてください。

 

周りと比較せず、自分で考え、少しずつでも行動していくことが大切です。

 

わたし自身、状況は大きく変わっていませんが、「考えを改めたこと」で、仕事のモチベーションを多少維持できるようになっています。

 

hirako
なにくそーーーと思うこともありますけどね!!

 

捉え方次第で、わりと好転したりします!!

育児と仕事と家事、本当に大変ですが、ムリせず、なるべくモヤモヤしない働き方を目指しましょう!

 

わたしも、マイペースにがんばります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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ABOUTこの記事をかいた人

天然パーマのhirakoが発信するワーママブログ。 ママ向けお役立ち情報や、ときには感情そのままを記事にしていきます。 読んでくださった方が「読んでよかった」と思える記事を、がモットーです。 イラストも自分で描いてます。