こんにちは、hirakoです。
夫がよく働くことってとても素晴らしいですが、限度ってものがあります。
限度を越すと、夫婦関係が悪化し、家庭が崩壊することだってあります。
夫が忙しすぎて、孤独ですれちがい、ワンオペで、どうにもこうにも不満と不安が募っていく!!
以前のわたしと同じような方が、少しでもなにか変えられるきっかけになれば、、と思い、文字にしてみました。
今回のワタシの例を紹介します。
家族のカタチ、夫の仕事、自分の性格、、状況は千差万別なので、一概に「これをやってみたらいい」とおすすめはできません。
ただ、何か転機になるきっかけになれば幸いです。
目次
夫が激務で心配の毎日。多忙を極めていました
夫は以前、飲食店で料理人として働いていました。
当時お世話になっていたお店は、社員が夫含め2名。バイトは3名。
営業時間は、17時〜深夜2時まででした。
深夜2時がラストオーダーなので、そこからお客さんが帰るまで営業します。
基本的に、お店の運営は社員2人。
よって、仕込みも接客も調理も売上管理も、なにからなにまですべて2人で対応していました。
朝9~10時には家を出て、帰宅は翌日の朝5時頃。
2、3時間睡眠をとり、すぐに出勤するという毎日が続いていました。
唯一、家族で食卓を囲めるのは夫の休日ですが、疲れ切っているので、終盤になるといすに座って寝てしまうことがほとんど。(そして、なかなか起きない)
食生活も乱れまくり・・・
疲れ切っているせいで、夫は早朝に帰宅して、晩ごはん(朝ごはん?)があるのに、コンビニで買った菓子パンやポテトチップスをドカ食い。。。(ストレス発散ですね(T_T))
不健康きわまりない生活を送っていました。
休みは日曜日だけれど・・・
休みは週に1回。日曜日でした。
とはいえ、日曜日の早朝に帰宅するので、昼過ぎまで寝ています。
家族で朝からおでかけ~なんてことはめったにできませんでした。
たまに子どもの保育園の行事が平日にあり、夫婦で参加しましたが、早朝に帰宅する夫は寝ないで参加します。
子どもの生活発表会などは観覧途中に寝てしまいます。
園長先生が話しているのに、ガッツリ居眠り(T_T)それ見てわたしはイライラ。。
そして、行事が終わると、睡眠なしでそのまま仕事に行っていました。
子どもの七五三やお宮参りも同じ状況。
早朝帰ってきて、寝ずに準備をして参加し、また仕事に行くというかんじでした。
思い出せばキリがないのですが、ほんとに心に余裕のない毎日でした。
家事や育児、仕事をしながら、夫のことも毎日心配し、精神的にめちゃくちゃきつかったです。
夫は家族のためにがんばっている
とはいえ、夫は家族のためにがんばって仕事をしています。
浮気をしてるわけじゃない。
遊んでいるわけじゃない。
頭では分かっていましたが、激務がすぎると、頑張っている環境に対して不満や不安が出てきます。
ここまで家族も自分も犠牲にする必要があるのか?
子どもが小さいとき、これだけ一緒に過ごせなくて後悔しないのか?
カラダを酷使して、倒れたらどうするの?
言い出せばキリがない!!
不安と不満がどんどん積み上がっていきました。
ガマンの限界で、子どもの前でもケンカ
毎日早朝に帰宅し、数時間の睡眠で出勤する夫。
「どうにかならんの?」「頑張る場所、間違ってない?」「倒れたらどうすんの?」
先が見えない状況に我慢は限界。
ダメたとわかっていても抑えられず、子どもの前で、泣いて怒ったこともあります。
「この仕事辞めてくれないならあなたとはやっていけない」と離婚宣告のようなことも言いました。
母に電話をし「ムリかも、、」と吐き出したこともありました。
いまも、その当時も、夫のことは愛していますが、もう、それ以上に夫の働き方に対しての心配や不満が膨れ上がり、限界だと思うようになっていました。
夫が激務でガマンの限界。わたしが行動した4つのこと
この状況をなんとかしたいと、いくつか行動も起こしてみました。
①夫の仕事のサポート
LINEでの業務報告があったので、文章を考えるのが苦手な夫をサポートしました。
メニューを作ったり、アルバイト募集の文面なども考えたりしました。
夫のためにと朝4時に起きて、仕事を手伝うこともありました。
でも、結局、夫を手伝おうとすればするほど、上手くいかないと焦って、夫を責めて、と夫との関係性は悪化するばかり。
「夫をサポートする」って、わたしにとっては簡単なことではありませんでした。
冷静にある程度、距離感を持ってサポートできる人ならありかもですが。
②役所の相談窓口に電話
労働環境に疑問を持っていたので、労務局に相談しました。
もし、辞める際にスムーズに辞められない場合は、どのような記録を残しておいたらいいか?など、その時に気になることを聞いてみました。
でもまぁ、夫に辞める意思がないので、ちょっと参考になった程度。。
わたしが相談したところで、役所の人が積極的に問題に介入することはありません。
③食事面でのサポート
不規則な生活を送る夫に食事面でサポートしようとも考えました。
・・ですが、そこまでご飯のことを一生懸命考えられず(ズボラなので・・・)、簡単にできることだけ試してみました。
効果的だったのが、「甘酒」。
朝ごはんに取り入れ、普段から飲むようになったのはよかったです。
詳しいレシピは、こちらの記事で紹介しています。
今、毎日は飲んでいませんが、元気がないときなどに、トマトジュースと割って飲むと、とてもいい感じです。
④自分のことに集中する
上記①~③といろいろ挑戦してみましたが、結局、長続きしなかったり、逆効果だったり・・・
唯一効果的だったのは、「自分のことに集中する」でした。
夫とはいえ他人。
簡単に人を変えることも、サポートすることも難しいのだ、と身をもって知りました。
まずは自分のことを考えよう、と夫から自分にシフトするよう、意識を切り替えました。
自分が好きなこと、自分のしたい生活をイメージし、何をすればワクワクするのかに集中しました。
すると、不安な気もちから少し解放されました。
「今に集中する」ってとても大事です。そういった類の本もたくさん出ているので、参考にしてみるのもありです。
夫が激務でガマンの限界。転機になった一つの行動
ハードワークをひたすらこなす夫に、精神的に参る日々が続き、何度も夫に「仕事を辞めてほしい」と伝えました。
でも、わたしがいくら伝えても、「もうちょっと頑張らせて」と言う夫。
わたしの価値観を押し付けているのかと疑問もあったので、
/
あなたが相談できる同業の知り合いに、一度、話をしてほしい
\
とお願いしました。
自分のお店以外の人と関わりが一切なかったので、別のところで働いている信頼できる人に、今の状況がほんとに大丈夫なのかを客観的に見てもらいたかったのです。
「わかった、、」と、夫も渋々承知をしてくれ、なんとか時間を見つけて、知り合いと会うことができました。
ちなみに全然時間が作れず、知り合いと会う約束が出来たのは正月でした。
信頼できる同業者に、今の状況を話す、という意味
夫は、以前働いていたときの年上の方に連絡をし、会う機会を設けてくれました。
1時間ほど話をし、帰宅した夫。一言、「それはひどいですよ」と言われたわ、と。
そこから少し、客観的に状況を見るようになった夫。
そこからしばらくして、お店を辞める決心をしてくれました。
転機が訪れ、夫が転職。いま思うこと。
辞める決心をしてから、1年後に転職をして、今は別のところで働いています。
今でも忘れません。無事に辞めることができたときの解放感。
夫から「無事に終わりました」と連絡がきて、わたしは仕事中でしたが、「あぁ、やっと終わった」と泣きそうになったことは今でも鮮明に覚えています。
嫌なことばかりではなく、そのお店では、働く意味やお金を稼ぐことのむずかしさなど、生きていく上で大切なことを学ばせてもらいました。
ただ、子どもがいる家庭には、厳しすぎる環境でした。犠牲にするものが多すぎたのです。
転職してからは、家族で食卓を囲める日が格段に多くなり、やつれていた夫もすっかり元気になりました。
今まで叶わなかった、「家族で過ごす」という誰かにとっては当たり前のことが、我が家でも出来るようになり、感謝の日々を送っています。
子どもたちはよくわかっていないとは思いますが、幼少期に家族でたくさん過ごせた思い出は、心の中でしあわせな思い出として残っていくはずです。
本当に、夫が転職してくれてよかった、と心から思っています。夫には感謝しています。
大事なのは、自分たちに家族のカタチをつくること
今回、我が家の場合は、夫が転職してくれたことで、状況が改善しました。
でも、夫が転職することが、どの家族にとっても最善策とは限りません。
なにが正解かは、やってみないと分からないし、どう転ぶかも正直分かりません。
我が家も、もし、夫が転職するきっかけがなく、わたしがもう無理だと感じてしまったら、最悪、お別れする結果になったかもしれません。
それほど、夫がハードワークすぎるのは、愛し合っていても、別れるリスクがあるものだと身をもって知りました。
今、夫が激務で苦しい思いをしている人は、ぜひ今の自分と向き合い、何に不満を持っていて、どうしたいのか?を整理してみてください。
そして、一つでもいいから、行動に移してみてください。その行動一つがきっかけで、状況が好転するかもしれません。
世の中には、夫が働き詰めでも、幸せな家庭があります。ほんと、人それぞれです。
大事なのは、周りと比べてどうかではなく、自分たちの家族のカタチを作ること、です。
自分にとってのベストは何なのか?
自分の心に素直になって、ぜひ一度、考えてみてください。
この記事が、誰かの役に立てば幸いです。