こんにちは、hirakoです。
わたしは過去、人間関係がイヤで会社を辞めた経験があります。
転職理由は人それぞれですが、中でも「人間関係で辞める」というのは、どう転んでも良い理由ではありません。
マイナスな転職理由がある場合、「どのように面接で話をしたか?」「その結果、どうだったのか?」などをリアルにお伝えいたします!
目次
転職理由は人間関係。上司がイヤすぎて会社を辞めました。
現在、わたしは事務職として働いているのですが、前職は人事をしておりました。
人事を辞めた理由は、「人間関係」でした。
お相手は、直属の上司。
「感情的にモノゴトを判断する」「ヒステリックに怒鳴る」「気分によって判断基準が違う」など、いろいろと難しい所があり、わたしでは対応しきれませんでした。
自分のスキル不足もあったとは思いますが、人事をしていたのはわたし一人。
ほかの人は助けてくれず、自分なりに努力はしたものの状況は変わりませんでした。
怒られ続ける中で「その上司に怒られないように」だけを考え、仕事をしている自分に気づき、続けていくべきか悩みました。
友人や家族にも相談し、退職を決心。会社に辞めたいと切り出し、数か月後に退職しました。
面接で「転職理由は人間関係です」と正直に伝えるべきか?
退職後、すぐに転職活動をスタートさせました。
その際、悩んだのが「転職理由をどう伝えるか?」ということでした。
「人間関係がイヤで辞めた」って、明らかにイメージダウンです。
上手く伝えたところで、「人間関係が上手くいかなかった」という事実は変わりません。
友人に相談すると「正直に言うのはまずいのでは?別の理由を考えた方がいいと思う」とアドバイスしてくれました。
ネットで調べても、「そのまま伝えるのは得策ではありません」と書かれてある記事が多かったです。
確かにその通りだとは思ったのですが、考えた末、わたしは「転職理由を正直に伝える」ことにしました。
「転職理由は人間関係です」と正直に伝えようと思ったワケ
一言でいえば、嘘をつくのがイヤだったからです。
人事をしてこともあり、面接の場ではなるべく本音で話をしたい、という想いがありました。
わたしの転職理由は、明らかに「人間関係」。上司から逃げたくて辞めたのです。
嘘をつくのはイヤですし、ほかに言いようがありませんでした。
「どうなるかは分からないけれど、まずは正直に言ってみよう」
「もし、不合格が続いてしまったら、その時に考えよう」
そう考え、正直路線を貫いたのです。
「転職理由は人間関係です」と、すべての面接で話した結果・・・
10社ほどの会社の面接を受けましたが、すべての面接で「退職理由」を聞かれました。
わたしは正直に「人間関係です」と答えました。
面接官の方々は、とくに驚きもせず、普通に聞いてくださっていました。
怪訝なリアクションをされるかと思いきや、「大変でしたね」と同情の声をかけてくださる方もいて、正直に話すことでのデメリットは感じませんでした。
(面接を受ける会社によっては、さらに追及してくる面接官もいらっしゃるとは思います)
結果、面接を受けたすべての会社で「合格」を頂くことができました。
合格をもらえた理由は定かではありませんが、自分なりの見解を述べるなら、転職理由を素直に伝えたことで「正直に話してくれている」と好印象に繋がったのではないかと考えています。
わたしも面接官としての経験がありますが、やはり正直に伝えてくれている(だろう)と感じられる人には好感を持ちます。
「一緒に仕事をしたい」と思えるのは、自分の言葉で話してくれている人なのです。
「転職理由が人間関係」と伝えるときのポイントは?
わたしが転職理由を伝える際に気を付けたことは、「会社の悪口、批判にならないように伝える」ことでした。
もう一つ、自分を守る意味で、「自分自身が人間関係で悩むタイプではない」ということも付け加えました。
実際、話した内容は以下のようなかんじです。
面接官:「なぜ、以前の会社を退職されたのですか?」
わたし:「正直にお話しますと、「人間関係」が理由で会社を辞めました。自分では、元々人間関係に悩むタイプではなかったのですが、どうしても直属の上司だった方とは上手くいきませんでした。
自分にも非はありますが、〇〇ということがあり、何のために自分が仕事をしているのかを見失ってしまいました。
配置転換もなく、上司が変わることもないため、自分が会社を辞めることに決めました」
- 正直に話すことで、素直さが伝わる
- 自分にも非があったことを認め、相手だけの責任にしない
- 「何のために仕事をしているのかを見失った」→「人の役に立つ仕事がしたい」というアピールに繋げられる
正直に事実関係を伝え、かつ、プラス要素も加えられるような伝え方をすれば、「転職理由が人間関係」であったとしても、大きな問題はないと考えます。
さいごに:人間関係で悩んでいる人に伝えたいこと。
もし、まだ退職に踏み切れていなくて、「人間関係で辞めてもいいのか?」と悩んでいる人に伝えたいことがあります。
わたしは会社を退職した当初、「人間関係がイヤで辞めてしまった」という事実を素直に受け入れることができませんでした。
周りに迷惑をかけてしまい、逃げるように辞めてしまったことに対して、悔しくて情けなくて、でもどうしようもできなくて・・・複雑な感情が押し寄せ、1、2週間、何も出来ない状況が続きました。
でも、今になって言えるのは、
社員一人が抜けたところで、会社はどうってことない
ということです。
社員一人が辞める、ということは、会社にとって確実に損失です。
とはいえ、会社が倒産するわけではありません。残った人が何とかしてくれます。
でも、自分を守れるのは、自分しかいません。
わたしの友人の中には、がんばりすぎて体調を崩してしまったり、精神的に不安定になったりした人がいます。
一度、崩れてしまえば、元の状態に戻るのには時間がかかります。
「会社に迷惑がかかる」「お客さんに迷惑がかかる」
他人を思いやる気持ちは大切ですが、まずは「自分」をいちばんに考えてください。
精神的に追い込まれる状況が続けば、麻痺して、正しい判断ができなくなる場合もあります。
そうなる前に、自分の置かれている状況を冷静にみつめ、「辞めるか」「続けるか」の判断をしてください。
辞めるも勇気、続けるも勇気、です。
自分で決断し、正しいと思える道に進んでいってください!
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