こんにちは、hirakoです。
突然ですが、料理人であるわたしの夫は「報告・連絡・相談」が少々ニガテです。
老舗の小さなフレンチのお店で長年修行をしてきた夫は、いわば「背中を見て学べ」的なところで経験を積んできました。
一般社会とはまた違うため、「報告・連絡・相談」に関しては、そこまで厳しく指導されてこなかったのです。
その件で少し困っている様子があったので、一般企業での勤務経験の長いわたしから「報告・連絡・相談」のコツを伝えました。
メインで伝えたのは、「上司から仕事を受けたとき、どんな確認をすればいいのか?」です。
すごく大事なことですよね。
ポイントを押さえれば、上司からの信頼度がぐんと増す内容です。
「仕事で信頼を勝ち取りたい」、そう思っている人はご参考にしてください。
目次
報告の仕方がまずくて、上司に怒られた夫のはなし
先日、夫は上司に怒られました。
「言ったことをやらんな」と。
ちなみに、夫は料理人で、飲食店に勤めています。社員は、夫を含め2人。
オーナーである上司は別の店を経営しており、社員2人でお店を切り盛りしています。
詳しく話を聞いてみると、以下の通り。
『何日か前にウーロン茶をもっと美味しいものに変えたらどうか?とアドバイスをしたのに、そのあと、具体的なリアクションがなかった。
せっかく提案したのに、なぜそのままにするんや』
夫の言い分としては、ウーロン茶以外に「付き出し」や「グランドメニュー」の料理内容も考えなければいけなかったので、ウーロン茶に対する優先順位が自分の中で低く、後回しにしてしまった、とのことでした。
なにがダメだったのか?
今、夫の仕事は超多忙を極めています。
やることが多すぎて、手が回っていないのは納得です。
出来ない状況は仕方ないかもしれませんが、問題は、上司から言われたことを
ホッタラカシニシタコト
なのです。
- 提案されたときに、期限を確認する
- 提案されたあとに、進捗報告をする
- 提案されたあとに、優先順位を確認する
上司から「何も考えていない」「言ったことをやらない」と思われてしまうのは、こまめに上司とコミュニケーションが取れていないことに大きな問題があると感じました。
夫は器用に話すタイプではないし、「言わなくても、わかってくれるでしょ」というタイプの人間です。(その考え方はかなり改善されてきましたが・・・)
自分の中で何かしら考えていたり、アクションを起こしていても、いちいち人に報告をするのを嫌います。
でも、今は違います。
雇われている以上、上司へのこまめな報告は必須事項。まったくもって軽視できないのです。
報告がニガテな夫を何とかしたい、と『仕事を受けたときに確認すべき5つのポイント』を伝えることにしました。
仕事で信頼を勝ち取れ!仕事を受けたときに確認する5つのポイントは?
①まずは期限を確認する
自分の仕事の状況はさておき、まずは「期限はありますか?」と確認しましょう。
急ぎなのか、1週間後なのか、出来るときでいいのか。
上司にとっての優先度合を確認することで、提出期限の目安が分かります。
【期限を確認しなかったらどうなるのか?】
上司の立場にたってみましょう。
「これ、お願いね」と頼んでおいた仕事。
簡単だからすぐに出来るだろうと上司は思っていたが、3日経っても連絡がない。
上司は「簡単だからすぐに出来る」と思って、「早めに出してね」と言わないこともあります。でも、実は早めに出してほしい場合も多々あります。
そのすれ違いが、仕事の信頼を損なう要因になってしまいます。
「あの人は仕事が遅いな・・・」という印象を植え付けてしまうのです。
②優先順位を確認する
上司から仕事を受けて、すぐに対応できない場合は、かならず「優先順位」を確認しましょう。
前提として、上司はあなたの仕事の状況をすべて把握している訳ではありません。
期限が迫った仕事がたくさんある場合は、上司に「今、この仕事をしており期限が本日になっていますが、どちらを優先したらよいでしょうか?」と判断を仰ぐのもありです。
上司と自分の優先順位をすり合わせておかないと、実は「こっちを先にやってほしかった・・・」と上司をガッカリさせてしまうことがあります。
上司の優先順位が判断できないうちは、“自分で判断しない”ということが大切です。
③進捗状況をこまめに報告する
時間がかかる仕事に関しては、こまめに進捗状況を上司に報告しましょう。
依頼をした側からすると、「お願いした仕事、どうなってるのか?」と気になります。
“気になる”“気にしておかなければならない”というのは、精神的に負担になることです。
部下から、こまめに進捗報告があれば、「進捗具合を気にしなくていい」ので上司の精神的な負担が軽減されます。
④受けた仕事は、可能な限り「すぐ」対応する
依頼をうけた仕事が優先順位の低い仕事であれば、チャンスだと思ってください。
後回しにするのではなく、速攻でしてください。
早めに提出することで、急ぎでない案件にすぐ取り組んでくれた驚きと嬉しさで、上司のあなたへの印象も格段にアップします。
実際、わたしも急ぎではない案件にすぐ取りかかり、「もうしてくれたの?」と喜ぶ上司の顔を何度も見てきました。
⑤+αの仕事をしよう
引き受けた仕事以上の価値を提供できれば最高です。
仕事内容にはよりますが、指示された通りに仕事をするだけでなく、「もっと見やすくなるように工夫する」「こんなことを付け加えたらどうか?と提案する」など、+αの仕事ができれば、あなたへの期待も格段に増すでしょう。
少し気をつけたいのは、「勝手に進めないこと」。
よかれと思って進めたことが、実はムダだった、ということもあります。
仕事で信頼を勝ち取れば、3つのメリットがある!
①上司から、口うるさく言われない。
信頼を勝ち取り、「この人に任せて大丈夫だ」と思われると、口うるさく言われなくなります。
わたしも今の勤めている会社で、入社当初は上司からのチェックが大変厳しかったですが、信頼を得てからは自分のやりやすいように仕事が出来るようになりました。
➁仕事が楽しくなる。
上司から口うるさく言われなくなり、自分で仕事を進められるようになれば、次第に仕事の楽しさを感じ取れるようになります。
自分で仕事を進める、というのは責任感が伴いますが、その分、自分で考え行動し、結果に結びついた時などはやりがいや達成感を感じられ、仕事への充実感に繋がります。
③“信頼を勝ち取る”スキルは、どこでも役に立つ。
上司からの信頼を得る、というのはいわば、一つのスキルです。
仕事を受けた際に、良いリアクションをし、相手の満足感を満たせる技術はどこの会社でも必要なものです。
転職しても、上司が変わっても、そのスキルは役立ちます。おそらく、一生使えます。
最後に:信頼を勝ち取る、とは安心感を与えることです。
信頼を勝ち取るとは、「この人になら、仕事を任せても大丈夫だ」と上司に安心感を与えることです。
そのためには、上司の想いや希望、要望をくみ取ることが大切です。
仕事をうけた段階で、上司にいくつかのポイントを確認することで、上司の満足ポイントが把握できるのです。
せっかく一生懸命仕事をしても、ガッカリされるのは是が非でも避けたいこと。
仕事を受ける相手の立場に立って考え、ポイントを押さえ、相手に喜ばれる仕事をしていきましょう!
それが、仕事を楽しむ、ということです。
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